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〖Ten-c 〗との出会い
最初に謝罪から。
なかなか更新できず申し訳ありませんでした。
一つだけ言い訳させて頂くと、自身の体力の低下… いわゆる老化ですね。(笑)
以前はもっと手際よく仕事ができていたのですがそうは行かず、
あれこれ作業に追われる日々になっております。
老体(とは言いたくないですが)にムチ打って頑張ります!
今シーズンから新たにお取扱いするイタリアのブランド Ten c についてお話しします。
ブランドのプロフィール等はご存じの方もいらっしゃるでしょうし、そうでない方も検索していただければ同じような引用文の記事でご確認できますので、ここは自分なりの伝え方でご紹介致します。
遡ること自分が学生時代(1980代中頃)、初めて訪れたセレクトショップで、お小遣いをはたいて買ったニット。初めてのイタリアブランド。それが『C.P.COMPANY』でした。
今みたいにブランド検索などできない時代でしたので、イタリア製のセーターは良いモノだー!みたいに根拠がない自信を持って着ていた記憶があります。
後に雑誌で『STONE ISLAND』と言う新ブランドが発表された記事を読み、マッシモ・オスティがデザイナーでありまた『C.P.COMPANY』も彼によるブランドであると理解しました。
以来、カジュアルウエアの世界において、マッシモ・オスティは自分にとって特別な存在のデザイナーであり、アパレルの仕事に就いてからも常にどこかで意識しておりました。
そして90年代後半、何と勤めていたお店で『STONE ISLAND』を取り扱うことになったのです。まさに意気軒昂。大喜び。しかしながらブランドは既に新たなデザイナーに引き継がれていました。そうです。その人こそポール・ハーヴェイ。Ten cを立ち上げたメンバーの一人。
彼が『STONE ISLAND』を離れるまでの間、約10年ほどバイヤーとしてコレクションを見続けることができました。マッシモのDNAを受け継ぎ,更にブランドを進化せた最大の功労者と言っても過言ではないでしょう。
昨今の円安傾向で、インポートブランドの取り扱いを控えようかと考えていた状況で、まさかのポール・ハーヴェイ!(笑)
しかし、自分のこれまでの人生に何かと関連性を持ってきたマッシモスピリット。(実はまだまだエピソードがいくつも…)
迷わず行くしかありません。
長文になりましたが、今回はオチがありまして、発注しましたアウターが何とキャンセルに、、、
STONE 時代もマニアックなカラーは幾度かそうなった経験はしたのですが、最初の仕入れでキャンセルは残念でなりません。
気を取り直して、とりあえず入荷分からご紹介します!
PANTALONE CARGO TASCONATO 999BLACK
品名はカーゴとなっておりますが、どちらかと言えばパラシュートパンツ
生地はガーメントダイ・ストレッチサテン・コットン
裾を絞ると
腰裏には金属フック付きサスペンダー対応のウエストループ
そして
ブランドタグが良い感じです! サイズ (48 , 50)
続きましてTシャツを1型
SHORT SLEEVES SWEAT
これも品名はスウェットとなっていますがTシャツと言って良いでしょう!
素材はDUST DYED CAMO マココットン(上質の超長綿)ジャージィー
生地を触っていただくと、良さが分かります!
うーむ、汚い、、、(笑)
サイズ ( M 、L )
前半のくだりが長くて駆け足になってしまいましたが、店頭で実物を見ていただければ必ず良さが伝わると確信しております。
最後に、24-25AWの発注分がキャンセルにならないように祈るばかりです…。
ではまた。
2023年最後の…。
遅れて来た冬に…
久しぶりの投稿になってしまいました。(反省…)
もし更新を心待ちにしてます!なんて方がいらっしゃいましたら、心からお詫び申し上げます。
なんと、九州・熊本、本日の最高気温は4℃。
ほんの10日ほど前に昼間の気温が20℃まで上がり、窓を開けて車を走らせたほどでした。
体調管理がたいへん難しい最近の気候変動。
自分はあくまでも重ね着派ですので、朝の出勤準備が大忙しです。
でもへこたれません。おしゃれの為には!
そこで今回は、まだまだ続く冬対策に、こんな素晴らしいものが売場に有りますよ~と、力を込めてごいくつかご紹介したいと思います。
最初は!
Bergfabel 『gustav coat』
こんな素晴らしい生地とは、この先めぐり合えるかどうか分からない。
展示会でそれくらいの感動を覚えて、一番マッチしていた新型コートのデザインをチョイスしました。
間違いなく「一生モノ」になるでしょう。
もう一つコートを!
HAVERSACK ATTIRE 『先染めストライプ バルカラーコート』
生地を贅沢に使用した迫力あるオーバーサイズコート。
後ろ身頃の深めのプリーツと脇下の大きなマチなどのデザインにより、とても動きやすい仕様になっております。
次はジャケットです。
NICHOLAS DALEY 『FONTE JACKET』
ニコラスのサヴィル・ロウでのキャリアという一面を見ることができる、テーラードジャケット。
ウールとコットンのコントラストが絶妙のバランス。
今シーズンのテーマに沿って、黒をチョイスしました。
そしてインナーを一つ。
ETHOSENS 『Sweatshirt』
スーパー140sウールの素材で作られた裏毛スエット(ウォッシャブル)。
肌触りと機能性が抜群で、ハイネックのしまり具合もまた最高です。
度々インスタのコーディネートでインナーに使用しましたが、オールマイティーで本当に使えます!
最後にパンツを。
KUON 『Fanage Corduroy Tapered Trousers』
熟練の職人による手作業の染色、仕上げでふっくらと仕上がったファナージュコットンコーデュロイ。
股上深めで緩やかなテーパードシルエット。はき心地最高です。
駆け足でご紹介しましたが、まだまだ他にも魅力ある商品が売り場には控えています。
年末年始のお休みをご利用して、是非ご来店ください。
ではまた。
copano86 " Tasmania Melton Jacket ”
当店の「隠し玉」的ブランド、最後の切り札 copano86 のジャケットをご紹介します。
ジャパニーズ・アルチザンブランドと言っても過言ではないでしょう。
ヴィンテージウェアなどが着想源となり、安島氏のパターンメーキングの豊富な経験とテクニックによりアレンジと編集がなされた服は、唯一無二の存在となっています。
全てアトリエメイドで小ロット生産され、それこそ将来的なヴィンテージウェアになり得るくらい希少価値の高いものです。
前置きが長くなりましたが、今シーズンの商品で最もらしさが現れたジャケットを!
生地はデザイナーさんお気に入りのタスマニア・メルトン。
キメ細かく柔らかい糸で高密度に織ったメルトンは、重厚でありながらソフトで軽く、冬のアウターとして最適です。
発色が良いのも特徴で、フレンチワークジャケットの茄子紺が良く表現されています。
そして数々の匠の技が!
右前でも着れますよ~
そしてこんな合わせの着方も!
最後は恥ずかしながら自撮りで!
ボタンや下げ札にまで手が加えられた、安島ワールド100%のワークジャケットです。
詳細につきましては、店頭までお問い合わせください。
ではまた。
K U O N ❝ Tonal Patchwork Jacket ❞
季節が急激に進み、朝晩は肌寒く感じるようになりましたね。
ちょうど心地いいくらいの秋の時期は通り過ぎたのでしょうか?
いやいや、かといって半袖からいきなりウールのコートやダウンなんて悲しすぎます。
寒い冬が来るまでの間を精一杯お洒落しましょう!
そこで今回ご紹介したいのがこの商品。
デザインの原案はヴィンテージのスキーウェアだそうです。
表生地は同系色異素材のパッチワーク。
カツラギコットンに様々な加工を施したもので構成されています。
フロントZIPには防風のためのフラップが付き、ウエスト部分と裾をドローコードで絞って着用すれば防寒性もアップ。
胸ポケットは深いマチ付きのものとZIPポケット。裏には大きめのポケットが2個配されてますので、手ぶらでも大丈夫!
総裏仕様でインナー次第では今から春まで充分に使えます。
Price \77,000 (税込)
今回は各色Lサイズのみの入荷となっておりますのでお早めに。
ではまた。
Bergfabel Tyrol Jacket Ver.2023-24AW
なかなか涼しくならない今年の秋ですが、売り場の方はと言うと、秋冬物の納品が加速を増して佳境を迎えようとしております、ブランドによっては既に完納しました!なんてところもちらほら。
たくさんご紹介したい商品がある中から何が良いかと選んでいる時に、アフリカのある国で西側諸国や中国から送られてきた古着が氾濫し、大量のゴミと化していると言うニュースをふと思い出しました。善意のつもりが度を超えて、むしろ逆に負担になり処理できないものが山積みにされている画像を見て、洋服屋として深く考えさせられるものがありました。
可能な限り永く着ていただけるモノを品揃えし、新しくお買い上げしてくださったモノとお持ちのモノとの組み合わせを提案する。それを心がけることにより少しでも服の寿命を延ばすことに繋がれば良いのですが…。
序文が長くなりましたが、そういう意味でこれからご紹介する”定番”というものは環境負荷が低く、貴重で大切な存在と言えるのではないでしょうか。
そうです!
Bergfabel (バーグファベル)の“TYROL JACKET” (チロルジャケット)です!
ブランドの代名詞と言えるデザインの一つで、毎シーズン生地を変えて発表し続けられております。また同デザインのレザー(ナッパやスエード)も定評があり定番となっています。
シワシワの見た目ですが、体に沿うようなシルエットが出て動きやすく独特の着心地の良さ。
普通に3Bジャケットとして着ても良いし、個人的には一番上のボタンを留め衿を立てて着用するのがお薦めですね。
裏地は専らこのオリジナルコットンストライプ。
ポケットのフラップ裏ももちろん!
袖口は本開き仕様で折り返してラフに着たいですね。
サイドベンツも何となくふわっと立体的に感じられます。
そしてこれ!
ラベンダーのポプリが詰められたこ小袋。
その香りからチロルの山々の景色を想像してしまいます。
同素材のファーマーパンツ(これも定番型)も入荷しておりますので、セットアップでの着用もOKです。
素材も工程もじっくり妥協せず手間をかけてスローに作られており、その商品に携わった人々の温もりが感じられます。
以前もお話ししましたが、、このブランドには他にない強さと恒久性があり、身に着けていると優雅な気分にさえなって来ます。なので買った物は大事に、そしてボロボロにになるまで着込んでやろうと思っています。
サイズは48、50で揃えておりますので、詳細はお問い合わせください。
ではまた。
” WOOL GABARDINE DRAPED PANTS "
YOHJI YAMAMOTO pour homme 2023∼24AWコレクションで多用されておりましたドレープ・パンツ。
コレクションを観た時点で、この内股に生地が溜まったようなデザインのものは、どれか必ずオーダーしようと決めていました。ただ、素材も諸々ありましたし、この定番シワギャバことウールギャバジンでもディテール違いで何型かリリースされており、いろいろ吟味した結果この品番に決定。
理由として、先ずシワギャバはドレープ感がより綺麗に出る素材であるということ。
次に後ろポケットがアウトポケットであり袋地が省略されるという点。これはオーバーウエストでドローコードを絞って穿くタイプでは、お尻の袋地は無い方が良いと判断したからです。
しかしこのパンツにおいては、はたして何メートルの生地を使用しているのでしょうか?
穿くと綺麗なシルエットですが、股下を広げれば180度開脚状態になります。
どうやってこのたるみを上手く収めるのか?パターンを見てみたいものですね~。
*脇に寄せるのがコツです!
\86,900(税込) SIZE 1 , 3
雑なまとめになりますが、結論として、ヨウジのシワギャバパンツは何本持っていても、また新たなデザインを見ると欲しくなる!
尽きないですね…。
ではまた。
chausser (ショセ) ロングウォレット
展示会(24SS)や大型連休等々が続き久々のブログになります。~言い訳になりますが…
季節が変わり秋冬物をご紹介したいところですが、猛暑が続いておりますので、追加オーダー分で入荷しましたショセの定番 ”ロングウォレット” についてご説明いたします。
chausser と言えば、こんな革靴だったり
TRAVEL SHOESのシリーズだったりとか
靴のイメージが強いですし、あくまでも革靴をメインとするブランドに間違いありません。
しかしながら、以前からバッグや革小物においてもクオリティの高い商品をリリースしており、当店も前向きに取り組んで来ております。
C-639 ~ BR / DBR / BK \28,600 (税込)
色の組み合わせパターンを変えながら、長年にわたって展開している長財布の定番です。
近年ではキャッシュレス化が進み、コンパクトな財布(またはそれに代わるもの)をお使いの方が増えています。もちろんそれは否定できません。
ただ、もし現金決済しかできない場合や割り勘なんてケースもあると思います。そのような時にシワシワのお札を出すのが嫌という理由と、大人の装備品として外せないアイテムだと考える自分は、断固として長財布派です。
たっぷりと牛脂が塗り込まれたバケッタレザーを使用してあり、普通に使い込むだけで表面の艶が出て色の深みも増して来ます。表のデザインにはショセならではのすくいモカ縫いなど靴の製法を織り交ぜてあり、凹凸部分のアタリの出方を楽しむことができるでしょう。
1枚目左と2枚目下が4年くらい使い込んだもの。
黒は変化が少ない方ですが、光沢感や色の深まりは分かっていただけると思います。
カードの収納スペースが12箇所有り、コインケースも大きめで出し入れしやすいZIP式。
男女問わずに使っていただけますので、プレゼントとして活用されても良いのでは。。。
次回は洋服のご紹介をしたいですね!
ではまた。
サスペンダーについて色々と。。。
2023-24秋冬のシーズン幕開け。
いつも一番乗りは、" YOHJI YAMAMOTO pour homme "です。
今シーズンより Y's for men (ワイズフォーメン)も復活するということで、更に注目度が高くなっており、第一弾の納期の商品も好調に動いております。
そんな中で今回ご紹介するのは『 サスペンダー 』。
元来は股上の深いスラックスを穿く時に、動きやすい様に吊る為に生まれたものとか。
後にお洒落を意識する紳士達に広まり、スリーピースのスーツを着用する時にはベルトではなく必ずサスペンダーを、というのが英国流ドレスコードにもなったほどだそうです。
デザイナー菊池武夫が衣装協力したテレビドラマ『傷だらけの天使』の萩原健一氏を思い出します。(古~)
映画『時計じかけのオレンジ』は、サスペンダーの固定概念を覆すファッションで衝撃的でした。(またまた古~)
YOHJI YAMAMOTO pour hommeでは、ゆったりしたパンツのウエスト位置を一定に保ち、裾のたるみを無くし、ラインを美しく見せるためによく使われます。
〈2023-24 COLLECTION LOOK39〉
ここで自分の若かりし頃の話を少々。
当時ファッションの情報源はほとんどが雑誌だったのですが、自分はあまりブランドには興味がなく、服の歴史だとか基礎となるうんちく話などを読むのが好きでした。
高校時代に買ったこんな本も大事に保管してます!(1982年発行のもの)
英国紳士のマストアイテムのコーナー。サスペンダーがしっかり入ってますね。温故知新。ルーツを踏まえて現在の使われ方を見れば、本質が見えてくるのではないでしょうか。
ではまた。
ただただ帽子を紹介する回 。。。
先に言わせてもらいますが、ネタ切れやサボりではありませんのでー!
と言いつつ、週一ペースを守りたいが為に、ちょっとつなぎの感もありますが...
装飾として、また様々な障害からの保護として、帽子は欠かすことができないアイテムです。
特に夏になると日差しから頭を守る役割を果たしてくれますし、簡素になりがちなファッションにとって良いアクセントにもなってくれます。
できることなら、お気に入りの物をシーズン毎に2~3個ほど所有しておきたいものですね。
それでは早速ですが、今シーズン入荷したものの中から一部をご紹介します。
RACAL バスケット編みパナマハット \27,500(税込)
エクアドル産の本パナマを型入れし仕立ててあります。
RACAL クラシックパナマハット \22,000(税込)
コロンビア産のパナマ草を編み込んで帽体にし、日本で型入れし仕立ててあります。
NICHOLAS DALEY ベイカーボーイハット \35,200(税込)
英国バナーズ社に別注したオリジナルジャカード生地で製作。BIGです!
RACAL ペーパーブレードマウンテンハット \27,500(税込)
ペーパーブレードを使用。クラウンは左右非対称の型に入れてカタチを出しています。
RACAL ラフィアロールブリムキャップ \11,000(税込)
天然草木ラフィア素材を使用したロールブリムハットです。
RACAL ペーパー繊維 コマ編み チューリップ ハット \9,900(税込)
ペーパー繊維を編み込んで仕立てた細編みのチューリップハットです。
YOHJI YAMAMOTO pour homme × NEW ERA バケットハット \16,500(税込)
高い防風性と軽さが特徴のPERTEXを使用したワイドブリムのバケットハット。
帽子は先ず被ってみること。
そうすることで新しい自分のスタイルが発見できるかもしれません!
サイズ等、詳細は店頭までお問い合わせください。
ではまた。